2011全私研感想!
今回の全私研は二回目の参加になります。去年はまだまだ分からないことだらけで、先輩方に頼り切っている部分がありました。ですが今回は執行委員、TFP副事務局長として参加させていただき、去年とは見えてくるものが全く違い、沢山の高校生の思いを掴むことが出来たと思っています。自分の思いも伝えることが出来ました。
分科会ではTFPプレゼンをさせていただき、どうすれば仲間を増やすことが出来るか、署名が上手くいくかを話し合いました。各県、なかなか思いつかないような工夫や取組を行っていてとても勉強になりました。TFPへの理解も沢山の高校生にしていただき、広めることが出来ました。準備がとても大変でしたが手ごたえがあり良かったです。
今回の全私研を通して、悲しい体験やお話は事実としては大切ですが、そのような現状を作り出している国がおかしい事を訴えるべきだという思いが強くなりました。冷静にどこのどの部分が間違っているのかと指摘する力が、私たち高校生には必要だと感じました。そうすれば着実に前進することが出来るはずです。
みんながいっぱい「発信×受信」をすることが出来て嬉しかったです。今回の体験をたくさん発信して、来年に繋げられるよう頑張ります。 TFP 副事務局長:秋田 瑞紀
私は去年も全私研に参加しました。去年は分からない事だらけで、ただただ、他県の高校生に圧倒されていました。今年、事務局長になったこともあり、沢山のモノを持ち帰ろうと必死に耳を傾けていました。やはり、他県でやっていることや思いは様々で聞いていて楽しかったです。自分の気持ちも共有して、新しい考えを取得しました!今後のTFPに役立てたいと思います。秋からは署名活動が始まります。「思いを行動に変えていく」膳私研に参加して、一番心に残った言葉です。誰かがやらなければ動かない。私たち事務局員がきっかけとなって、そこから連鎖が起こり、大きなものになればいいと思います。
TFP 事務局長:佐藤 由望
高校2年生の私学のつどいに参加して以来、私はこのTFPと私学助成問題に関わり、色々な行事に参加してきましたが、「私学助成」という大きなテーマ・課題に実感がわかなかったのも事実です。
しかし、今回初めて全国の私学に通う同年代の生徒と直接交流し、他県の生徒のリアルな言葉での実情・思いを共有したことで問題の重要さを実感し、同年代のみんなが必死にこの大きな問題に立ち向かっていることに感動しました。
愛知の高校生の後輩とは思えない堂々と意見を述べる姿、埼玉の高校生の自身を持って取り組む姿、活動を始めたばかりの青森の高校生の手探りで、しかし確実に進んでいこうとする姿、他にもたくさんの人に出会いたくさんの話をしました。
少しでも多くの人に私学助成のことについて知ってもらい、一歩一歩と確実に進んでいく。
子供には大きすぎるテーマ、でも大人には真似出来ない高校生が持つ独特の強さを武器に頑張っていけばきっといつか理解し実現できると今なら信じられます。
「東京だって負けてられない!」
帰りの新幹線では、たった2日間でそう強く思えるようになった自分に驚き、行って良かったと心から思えました。
秋の活動に向けてみんなに負けない頑張りを見せなきゃと思っています。
TFP 事務局員:三浦 みなみ
全体会での問題提起と各校の報告を聞いて、今年の秋はまた一歩前へと何かが起こるという気持ちになった。高校生がどのような行動で、どのような過程で、どのような形で全国に変化をもたらすのかはわからない。それでも東日本大震災という18年の間に起った最も衝撃的な災害をバネに、これまで以上の一歩を高校生が踏み出そうとしていることを今回の全体会、分科会の場で感じた。
今回参加した分科会のテーマは“震災を通して見えてきたもの”というものだった。震災や支援活動に対する率直な気持ちを分科会の場で共有することで、これまでの考え方やこれからの支援について深めることが出来たと思う。自分も、震災以降何度も現地の復興を手伝いたいと思ったことがある。しかし宮城県の先生の実際の話を聞いて自分にストップを聞かせることができた。これを機に改めて自分なりの貢献の在り方をこれからも考えていきたい。
参加者:山口 哲雄
全体会ではいろいろな県の話を聞くことができました。“私立も公教育で、高校生は公私関係なく平等に受ける権利がある”また、教育基本法第3条には、「すべての国民は等しく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであって、人種、真条、性別、社会的身分、経済的地位または門地によって教育上差別されない。」「国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない。」とある。私はこれを初めて知って私学を無償にしてほしいという思いがとても強くなりました。私学が無償になってほしいと思う人でも教育基本法にこんな決まりがあるということを知らない人も多いと思うので、これも皆に知ってほしいと思いました。
分科会で私は「私学に通う高校生の思い」という分野で話し合いました。公立に落ちて私立に行く人、そのおかげで親の仕事はもっときつくなる。それでもお金が払えなくて、おばぁちゃんに支援してもらいながらやっと私立に通えている。そんな人もいました。でもそれで通っていても自分が私立だから、親に面倒をかけていると二自己嫌悪になってしまうと思うし、そんなんじゃ楽しんで高校生活は過ごせないから、私学を無償にするのは口で言えるほど簡単なことではないけど、少しでもいいから、学費を減らす、公立との平等な教育になってほしいと思いました。
参加者:栗林 琴子